グラディエイター
Gladiator(英)/Gladiatore(ラテン)

 古代ローマ帝国の各地にあった闘技場(アリーナ)において、動物などを相手に闘いを繰り広げた剣闘士。
グラディウスを使う者」が語源ですが、実際にはエンターテイメント性を持たせるため、様々な武器が使用されていました。
試合は公開処刑と併せて、半日の時間をかけて行われました。

 初の試合は紀元前264年に行われ、当初は死者への鎮魂を目的としたものでした。
それがやがて娯楽として発展し、花形のグラディエイターを所有することは、資産家のステータスシンボルでもありました。

 グラディエイターは捕虜奴隷犯罪者などから選ばれます。
彼らはグラディエイターを養成するための専門の学校で技能を学び、闘技場での闘いに挑みます。
試合頻度は通常年3回未満で、こと犯罪者においては、3年間生き延びれば釈放されるという特典が与えられていました。