アミュレット/タリスマン/御守り/護符
Amulet(英)/Talisman(英)

 アミュレットはラテン語で「保護、加護」を意味するAmuletum、タリスマンはアラブ語のTilasm(ギリシア語で「神秘の始まり」を意味するTelesma/Taleinより)を元とする言葉で、いずれも持ち主に幸運や保護の力をもたらすとされる物品を表します。

 アミュレットの例としてはロザリオなどのネックレス/ペンダント類や指輪といった装飾品や、日本では神社などで購入できる金運や安産の御守り、あるいは単なる石(宝石含む)の他、コイン、四つ葉のクローバーなど様々なものが挙げられます。
また変り種ではヴァンパイアに対してのにんにくや、日本では馴染みがありませんが、馬の蹄鉄なども海外では代表的な例です。

 もっと身近な例ですと、例えば大事な人から貰った何らかの物品、受験に成功した先輩が模試の際に用いた縁起のいい鉛筆、あるいは単純に幼い頃に拾った綺麗な石など、思い入れがあればそれは立派な御守りとして成立します。

 なお日本でも幸運の御守りとして喜ばれる四つ葉のクローバーですが、これの起源はキリスト教と敵対していた頃のケルト民族にあります。
キリスト教の三位一体の象徴であり、アイルランドの国花でもある三つ葉のクローバーを「シャムロック(Shamrock)」と言いますが、四つ葉のクローバーはそのシャムロックではないということから、幸運をもたらす御守りとして用いられました。