|
干し肉 Jerky(英) |
獣肉を乾燥、燻製、塩漬けにするなどして長期保存できるようにしたもの。
古くは紀元前3〜2万年のチベットで既に作られていたとされ、後に同種のものが世界中で作られるようになります。
英語「ジャーキー」はアメリカ先住民族の干し肉「チャルキ(Charqui)」が語源で、これは彼らの用いていたケチュア語で「乾燥肉」を意味します。
なおジャーキーは細切り肉なので、「干し肉」と聞いて連想するものとは少し違和感があると思います。
干し肉は「腐りにくい(作りやすい)もの」「干しても硬くならないもの」、そして当然「手に入りやすいもの」が材料として好まれ、これらを満たす牛肉および鶏肉が一般に用いられます。
単に「ジャーキー」と言った場合、通常「ビーフジャーキー」のことを指します。
余談ですが、「干物」は魚介類を乾燥させたもの、「乾物」は植物性食品を乾燥させたものを言います。