灯台/燈台
Lighthouse(英)

 船舶からの目印となる、強力な光源を最上部に有した塔状施設
光の色や明滅の仕方を違わせておくことにより、その灯台がどこのものであるかを判別することもできます。
近年では通信技術の向上や維持管理の問題もあり、稼動している灯台の数は減少しています。

 最古の灯台は紀元前7世紀、エジプトのナイル川河口寺院上で火を焚いたことに始まると言われています。
その後紀元前280年頃、同ナイル川河口の都市アレクサンドリアで、当時世界最大の灯台が建造されました。
これは「アレクサンドリアの大灯台(The Lighthouse of Alexandria)」と呼ばれ、世界の七不思議の1つに数えられます。
 アレクサンドリアの大灯台は高さ約134mの3階建ての建造物で、青銅鏡増幅したその光は56km先からも確認できたと言われています。

 灯台の光源は電気に置き換えられるまで焚き火が用いられ、灯台にはそれを管理する灯台守が置かれていました。
灯台守は灯台のメンテナンスの他、船舶監視や、時には救助活動を行うこともありました。