ワーム/キャタピラー/クロウラー
Worm(英)/Caterpillar(英)/Crawler(英)

 ワームは主にミミズやゴカイなどの、柔らかく細長い虫を指す俗称。日本語では「蠕虫」に相当。語源は「ウィルム」。
主に上記環形動物門の虫を指しますが、プラナリアやサナダムシなどの扁形動物門や、ハリガネムシや回虫などの袋形動物門の虫や寄生虫、またイモムシや、カブトムシの幼虫なども含めて呼ばれます。
 なお片仮名で「ウォーム」と表記されることもありますが、英語での発音は「ワーム」「ワーン」のようになります。
ちなみに『風の谷のナウシカ』に登場する「王蟲」の名はこの「ウォーム」が由来の1つとなっていますが、そのような甲殻類はワームには含みません。

 キャタピラーはなど鱗翅目の幼虫のことで、イモムシと毛虫のこと。ただし鱗翅目の幼虫でも、ミノムシは「Bagworm」と呼ばれます。
古ラテン語で「毛深い猫」を意味する「Catta Pilosa」が語源と考えられています。

 クロウラーは這う(クロールする)虫と動物の俗称で、極端な例でははいはい(這い這い)をする赤ん坊なども指します。

 なおコンピュータ用語では、ワームは自己増殖を繰り返す、非感染型の悪意あるプログラムを指します。
また、インターネット上の情報を収集、データベース化するプログラムを「ウェブクローラー」、または「ロボット」「ウェブスパイダー」などと呼び、その巡回作業を「クロール」と言います。
インターネット上で欲しい情報を検索できるのは、このウェブクローラーのおかげです。