ナイト/シュバリエ/リッター
Knight(英)/Chevalier(仏)/Ritter(独)

 貴族階級制度の流れを受ける階級の1つで、封建制が崩れはじめた13世紀以降に登場したものとされます。
主に武勲を立てたものに与えられる一代限りの称号(貴族ではないので「爵位」ではありません)で、主君とする階級貴族の領地を貸し与えてもらう代わりに、軍事方面への奉仕を約束する存在。

 ただ世襲制でないとはいえ、騎士としての教育を受けられるのは騎士の家の子が主でしたので、実質世襲制のようなものでした。
また中には、領地を与えられない騎士も存在しました。

 騎士は与えられた領地からの収入のみで、自らの武具や馬を調度、維持します。
ですので貴族ではないとはいえ、それなりの財力は持ち合わせていたことになります。