占星術
Astrology(英)

 占星術の起源は古く、メソポタミアや古代エジプトなど、各地で独立して発生します。
現在の天文学の祖で、星の運行から様々な自然災害の予知をしたり、暦の作成などが行われていました。
アリストテレスやヒッパルコス、プトレマイオスらなどによってこれらが集大成され、紀元前後に学問として成立します。

 惑星などに、キリスト教が追放したはずのローマ神話の神々の名がつけられているなどの理由から、占星術はキリスト教の弾圧対象となっていました。
「呪術ではなく科学」という釈明から表面上の妥協をしていたキリスト教でしたが、コペルニクスやガリレオらが地動説を唱えたことによって、弾圧は激しさを増します。

 現在ではキリスト教も地動説を認めており、占星術は天文学として世に息づいています。


 キリスト教の弾圧を逃れた占星術は、東洋の宿曜道などにその面影を見ることができます。
現在では、星座占いというと分かり易いでしょうか。