Necromancy
降霊術

 Necroはギリシア語で「死者」や「死者の」を意味する言葉で、Necromancyという言葉は旧約聖書に初めて登場します。
現在では死霊魔術として用いられることが多いですが、そのようなイメージは中世以降のことです。
なお、その代表としてゾンビが連想されがちですが、ブードゥー教の発生は古く見積もっても16世紀以降のことですし、そもそもゾンビは罪人に対する刑罰の一種で、死体を生き返らせ云々といったものではありません。

 Necromancyは死者の言葉を生者に伝える霊媒術のようなもので、手法の差こそあれ、各地で行われていたであろうそれらをまとめて定義したものと思われます。