グリモア/グリモワール/呪術書/魔道書
Grimoire(英/仏)/Book of Sorcery(英)(/Spell Book(英))

 15世紀末から18世紀にかけて書かれた、魔法に関する書物の総称。
古フランス語で「文字」、「魔術」を意味する「Gramaire」が語源で、英語の「文法」を意味する「Grammar」と同じギリシア語の「Gramma(tike)」を元とする言葉です。

 グリモアには呪文などの魔法の手引きの他、神霊などの召喚法、魔法薬やタリスマンの作成法、天使悪魔の一覧などが記されています。
簡単に言うと、魔法に関する専門誌やレシピのようなものです。

 なので儀式魔法や、調合の際の参考にされるものというのが妥当な扱いですが、ファンタジー界では神器のような位置付けにされることの方が多いようです。
またゲームなどで、呪文を本に書き記しながら取得していくというシステムがしばしば見られますが、この呪文書(スペルブック)も一種のグリモアと見て良いと思われます。