ランプ/ランタン/カンテラ
Lamp(英)/Lantern(英)/Kandelaar(オランダ)
燭台/カンテラ
Candlestick(英)/Kandelaar(オランダ)
提灯行灯雪洞
Paper Lantern(英)/Bonbori(日)
灯籠
Stone Lantern(英)

 ランプ、ランタンはいずれも「輝く」という意味のギリシア語の「Lampein」が語源。
ランプは「光源」「灯り」を意味する言葉で、ランタンを含む(※1)、電灯やその他の発光装置の総称です。

 ランタンは手提げ携行式(※2)の全方位型光源で、主に屋外で用いることを目的としたランプです。
光源に用いるのはロウソク、ガス、オイル、電気など様々で、特にこの辺りに規定はありません。
光源は一般的に、電球に近い大型のガラスの筒に収められており、台、傘、持ち手は金属で作られています。

 提灯はガラスと金属が紙と木になったもので、用途もランタンと同じです。
行灯も紙と木で作られていますが、こちらは屋内使用を目的としています。

※1厳密にはランタンの中にある発光装置のみ。なのでロウソク式の場合は装置ではないので、ランプとはなりません。
※2灯籠のような設置式光源や、灯台頂部の灯室もランタンと呼ばれます。


 カンテラは「キャンドル(Candle(英))」や「シャンデリア(Chandelier(仏))」と語源を同じくし、ラテン語でロウソクを意味する「Candela」が元。
日本ではランタンとほぼ同義で扱われていますが(※3)、本来は燭台のことを指します。
燭台とは、ロウソクを1本以上同時に差せるようにした金属器で、ランタンのような覆いはなく、屋内で用いることを目的としたものです。

※3公的な辞書にも
ランタン手さげの角形のランプ。角灯。
カンテラ携帯用の灯油ランプ。
と記述されています。
ちなみに「角形の」とありますが、実際は丸形のものの方が一般的です。