エルフ
Elf(英)

 妖精を意味する北欧の言葉Alfr(アルヴァー)より。
Alfrには光の(明るい所を好む)妖精リョース・アルヴァー(Ljos-Alfar(Alfar=Alfrの複数形))と闇の(暗い所を好む)妖精デック・アルヴァー(Dokk-Alfar。主に小人族)の2種類があり、今日のエルフはリョース・アルヴァーが起源。
ちなみにダークエルフはエルフから派生したもので、デック・アルヴァーとは無縁です。

 エルフは元々人間とごく近い存在で、人間に混じって踊っていたりする時などにその正体を指摘されるなどの、人間との酷似性を強調した逸話が古い物語には多く存在します。
指環物語』に登場したエルフも人間と差異のない存在として描かれているのですが、この作品以降、差別化を目的として、尖った耳や長身、釣り目など、今日イメージする特徴が付加されていくこととなります。