ロングボウ/コンポジットボウ Long Bow(英)/Composite Bow(英) 150cm〜180cm、800g〜1,000g | |
ショートボウ Short Bow(英) 〜100cm、500g〜800g | |
和弓 Japanese Bow(英) 七尺(212cm)〜七尺七寸(233cm)、〜1,500g |
グリップ位置 | : | 洋弓は弓の中心、和弓は下から約1/3のあたり。 これにより和弓は自然と弓なりに矢が飛び、そのため射程が伸びます。 実はロングボウも上向きに発射すれば射程は伸びるのですが、狙いと異なる的へ向けて発射することになるので、その分精度が落ちます。 和弓は狙いをつけたまま射程を伸ばせるのですが、距離の調整は使用者の経験に左右されるため、命中させるのが難しくなります。 |
矢のつがいかた | : | 左手に弓、右手に弦を持つ場合、洋弓は矢先を弓身の左側(体の内側)にあてがい、人差し指、中指、薬指の3本(または薬指を除いた2本)で弦を引きます。 これに対し和弓は、弓身の右側(体の外側)に矢先をあてがい、親指で弦を引きます。 これは洋弓が歩兵弓を起源、和弓は騎兵(モンゴル)弓を起源としていることによります。 馬上で弓を用いる場合は、弓手に向かって矢を放つこととなります。 つまり馬の進行方向となる弓の右側(体の外側)に矢をつがえないと安定しません。 歩兵が使う分にはその必要はないため、単純に威力と精度を求めた結果が前述のようになります。 |
矢の放ち方 | : | 洋弓は、矢をセットする部分が窪んでいる、あるいは弓身に穴が空いており、矢は弓の中心を通るように設計されています。 そのため、普通に放てば真っ直ぐに飛んでいきます。 和弓はそれがないので、矢を放つ際に持ち手の力を抜いて弓を回転させないと、矢は外側に向かって飛んでいってしまいます。 回転した際に弦が弓手に当たるので、篭手(アームガード)の装着が必要となります。 |