棍棒/クラブ/カジェル
Club(英)/Cudgel(英)
ブラックジャック/ブラジオン/サップ
Blackjack(英)/Bludgeon(米)/Sap(英)
トンファ
Side-Handle Batons(英)/Tonfa(日/英)
警棒/十手/トランシャン/ナイトスティック
Policeman's Club(英)/Police Baton(英)/Jitte(日)/Truncheon(英)/Nightstick(米)

棍棒
 極めて原始的な武器で、適当な長さの骨や、木の枝などの棒を原始人が用いたのが始まり。
片手で扱え、相手に打撃を与えることができ、メイスのように柄頭が特別に設けられていない棒であればこれに該当します。
長さは45cm前後で、両手で扱うくらいの長いものはスタッフとなります。
メイスの祖先。


ブラックジャック
 ストラップのようなものがついた短めの棍棒で、振り回して使用します。
布袋や革袋に詰め物をした簡易なものも、これに分類されます。
扱い的に、フレイルに近い武器と言えるでしょう。


トンファ
 沖縄に伝わる、「┳━」のような特殊な形状をした棍棒。片手に1本ずつ、2本1対で用い、短い部分を握って使用します。
長い部分を肘に向かうようにして持てば籠手の役割も兼ね備え、回転させれば通常の棍棒のように用いることもできます。
使用には若干錬度を必要としますが、棍棒の中では強力な部類に入ります。


警棒
 警察が用いる棍棒で、国により時代により形状は様々です(棍棒としての能力の他、世間的なイメージにより変遷)。
前述のものらを含み、警官が用いるものを警棒と呼んで区別します。
なお、長いものは警杖(クォータースタッフ:Quarterstaff(英))と呼ばれます。


その他
 ブーメランも、「投げて使用する棍棒」に分類されることがあります。