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ノーム Gnome(英) |
グリム童話を含む、北部および東部ヨーロッパを起源とする小妖精。錬金術においては、四大精霊の内の地の象徴とされます。
数多くの物語で扱われているためその設定や呼称は様々で、ドワーフやゴブリンと同一視する例もしばしば見られます。
基本的なところでは身長18インチ(約46cm)前後のしわだらけの老人の姿をしており、老木の下に住み、地中を自由に移動することができ、地下に隠された財宝を守っているとされます。
日光に弱く(石化するとも)、そのため活動時間は夜間となります。
語源はギリシア語で「地に棲む者」を意味する「グノームス(Genomos/Genomus)」と言われますが、同ギリシア語で「知識」を意味する「グノーシス(Gnosis)」だと言われることも。
グノームスもグノーシスも頭に「グ」がついていますが、同じく「G」から始まるGnomeの英語での発音はあくまで「noum」となります。
元々ドワーフと混同されることの多かったノームですが、近年ではTPRG『D&D』などを始めとする創作作品の影響でそれが特に顕著です。
身長も100cm前後となり、冶金術に長け、人間と一緒に旅ができるほどに日光にも耐性がついています。
ここまでくると、妖精、精霊というよりむしろ小人と言った方がしっくりきます。
それでも、無骨なドワーフに対して、知識や地属性の魔法に長けるなどの点で区別化が行われています。