エストック/タック/パンツァーステッチャー
Estoc(仏)/Tuck(英)/Panzerstecher(独)
90cm〜100cm、900g〜1,100g

 14世紀のドイツで開発された、刺突専用の刃のない両手剣。
全体重を乗せて突撃する使い方で、歩兵版ランスとも言える武器です。

 剣先は円形で、に近くなるにつて菱形、または6角形になっていきます。
この形状が非常に強固な刀身を生み出し、鋼鉄製の板金鎧ですら貫くことが可能でした。

 16世紀までは主流な武器の1つでしたが、銃器の登場により攻撃対象となる全身板金鎧が戦場から姿を消し、それと共にその役目を終えることとなります。