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ガラティン Galatine(英) |
『アーサー王伝説』の登場人物ガウェイン卿が所有する剣。
見事な切れ味を誇り、決して刃こぼれしないとされます。
一説にはエクスカリバーの兄弟剣として妖精に鍛えられたもので、本来の所有者は湖の精(Lady of The Lake)であるとされます。
しかしガラティンに関する実際の記述は少ない上、湖の精の逸話自体後年になってから挿入されたものですので、これもそのような派生の1つとして見て良いでしょう。
所有者のガウェインは夜明けから正午までの間、その力が3倍になるという特殊能力を持っています。
これは源流となったケルト神話の特色を強く受けているようで、その中によくある太陽や光の御子という設定の一種であると見られます。
このためガラティンも、太陽の力を持っているとして扱われるケースがしばしばあります。